オン・ザ・リミット

久しぶりに、「超スーパーウルトラローコスト計画」の、相談を受けている。
受けるべきか、受けざるべきか、目下検討中。
この手の相談の場合、ある程度実現可能だと見通しが立たなければ、受けても意味が無い。
相談者にも無駄な時間を割かせるだけだし、こちらにとっても無駄な労力と負担になってしまう。
それじゃあ、何処で実現可能かを見極めるかといえば、正直言って、ある程度は気合の問題(笑)
まぁ、そう言いきってしまうのもなんだが、そう言う部分が大きいのは嘘ではない。

例えば、相談者が望む建物の規模やイメージを一切聞かずに、こちらの「これなら可能ですよ」と言う提案だけで、計画を推し進めていけるならば、計画の成立は容易いが、現実的にはそんな事はあり得ない。

過去に相談を受けた、どんなローコスト住宅の場合でも、「予算さえ折り合えば、後は全て貴方に任せます」・・・なんて言う人は、ただの一人だって居なかった。
私が施主でも、そうは言わないと思うし、当然、そこに建て主の要望や好みが入ってくる。

そして得てして、それらのテーストがコストアップに繋がったりする場合が多いのだ。更に悪い事には、そんなテーストの付加は、作業を進めながら少しずつ加わっていく事が多い。
と言う子はつまり「やってみなきゃ分かんない!」的な意味での負荷なのだ。

難しい作業の場合、他の負荷は少ない方が良いに決まってる。
コストパフォーマンスを考える事が最大の負荷なのに、それ以上に大きな負荷を与えたら、仕事としての難易度が増すだけで、下手すればバラックを造ることに成りかねないからだ。そんな結果じゃ嫌だからね。

と言う事で、現在あれこれシュミレーションしながら悩み中。
あ~、こうして人は老け込むんだ・・・・・。

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