HOME > 最新情報 > BLOG -建築的じゃない日々- > 本 > 『生命の謎は「タンパク質」で読み解け…
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最近のこのシリーズは、騙し・毒・死体や科学捜査といった路線が、多かったようなイメージがあるのですが、そのイメージからは完全に違う路線の一冊だと思います。変わっていないのは、読むことで楽しみながら知識が増えると言うコンセプトだけ。でもそこが一番大事な本なんですよね。
とにかく帯のコピーが斬新です。
「ゆで卵は生卵に戻せる!」と、デカデカと書いてあるのですから、これに惹かれなきゃ嘘です(笑)
白木賢太郎さんという、タンパク質に関する学者さんが書かれた本ですが、そこはMFさんの本ですから、難しくなり過ぎず、かと言って軽薄なわけでもなく、難しい専門用語は欄外に丁寧な解説がされています。
「子はなぜ親に似るのか?」「生物はどうして死ぬのか?」と言ったことがらを、タンパク質をキーワードに解き明かした一冊。秋の夜長に如何でしょう。
2009年10月 6日 08:43
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