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設計図の場合、線一本の有無が重大な問題に繋がる場合もある。
だが大抵の場合、それは大きな問題になる前に正しく対処され、騒動になる事は少ない。なぜなら万が一図面に落ちがあったとしても、設計者本人が気が付くか、工事に入る前の施工図や現場からの質疑で問題点が見付かるからだ。その時点で対応すれば、間違えたまま建物を造ってしまう事は、一般的には考え難い。だがこの世の中に「絶対」は無い。だから保険なのです。
このご時世、「建築家賠償責任保険」に加入していない建築士さんは少ないと思うが、これから家を建てようとする方は、「建賠(建築家賠償責任保険、略して建賠)には入ってますか?」と、訊ねられることも必要かもしれません。
ただし間違わないで欲しいのは、大切な事は保険に入っていることではありません。万一のときに、施主である依頼者に対しての配慮や思い遣り、考え方だと思います。建築士自身を守る事が、施主や施工者をも守ることに繋がるかもしれないのです。そこを見極められれば良いですね。
ちなみに私、勿論、この保険を使った事はありませんので(笑)
2010年2月 5日 09:31
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