消えた234万円

 
今年の8月、小田原市立病院の金庫から、現金6万円を盗んだ疑いで職員の男が逮捕された。その後、男は処分保留で釈放され、在宅で捜査が継続されていた。――ここまでが、8月の話。

小田原市はHPでも事件の顛末を記し、「こんな事件があったけど、ちっちゃな事だしゴメンネ~」みたいなノリで有耶無耶になっていたが、昨日になって実は紛失していた金額は240万円だということが明らかになった。勿論、男は「盗ったのは6万だけで、後は知らない」と、言っている。

この話、ツッコミどころが多過ぎて、どこから突っ込もうか悩んでしまう(笑)
ちなみにこの話は、今朝の朝刊にもドーンと載っているが、市のHPでは一切触れられていない。
まっ、それは置いといて・・・。

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なんで8月の段階で、病院側は被害総額を6万円と言ったのだろう? ひょっとして調べなかった? それとも盗まれた金額が幾らなのかを、把握することが出来なかった? まさか身内の不祥事だから、被害額を少なくして、まぁまぁ・・・と、お茶を濁したかったなんて話は無いだろう。まず一つは、ここが謎。

その後、男は処分保留で釈放され、たぶん今も働いている筈だけど、公金横領しといて処分保留にしたのはなぜだろう? 懲戒免職とか解雇とか減俸とか降格とか、処分はいろいろあるよね。全く、お咎め無しってことは、盗む額によって許されるのだろうか。6万円はギリギリセーフで、7万円だったらアウトだった・・・みたいな話?

それからもっと気になるのは、ひょっとしてこの話、「一事不再理」の適用範囲なのだろうか、ということ。市は8月の時点で「処分保留」と判断したわけでしょ? つまりこの件に関しては咎めないよ、と言い切ったわけで、それを受けたから警察も釈放した訳です。そして今の時点では、6万円の盗難は認めるけど、234万円に関しては認めないと言っているのです。

仮に、この男が盗んでいなかったとしたら、市立病院の金庫から234万円を盗んだ犯人が他に居るという事になり、管理体制の杜撰さは当然の事ながら、どれだけ病院内に泥棒が居るのか? と責任問題になることは必至。

もしこの男が残り234万円も盗んでいたとしたら、一度「咎めない」と言い切った市は、一体どうするつもりなのだろう? やっぱり「咎める」と処分を下すのだろうか。それとも今更言えないしなぁ・・・と、臍を噛むのだろうか。 万一、男が「こんな環境の中では仕事できませんので、辞めますから退職金下さい」なんて話になったら、一体どーするつもりだろう?(笑)

考えると、なんかモヤモヤする。
とっても、モヤモヤする。
この事件、顛末が気になるところです。

天工舎一級建築事務所
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