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だいたいミステリって、欧米のスプラッタホラー映画のような感じじゃダメなわけで、出来れば国内の四谷怪談のような怖さが欲しいと思っている。怨念が、情念が、執念が読み手の心にまとわり付き、一人で読んでいるのが怖くなるような世界を描き出す。そう言う作品が大好きなのです。
渡辺啓助の『薔薇悪魔の話』や、横溝正史の『一週間』などは凄く新鮮に読めたし、木々高太郎の『永遠の女囚』なんて、うかうかしていると、どこが怖いのかさえ分からないような作品なのだが、読み返すと確かに情念が、もの凄く怖い。こういうのって癖になる。
ただし普段本を読まない方には、少し読みにくいかもしれませんので、ご注意あれ。
天工舎一級建築事務所
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2011年10月11日 08:58
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みけねこ (2011年10月11日 13:38)
探偵長様、こんにちは。
ま、また面白そうな本を……!
第二次大戦前って特に地方は夜暗かったんですよね、今ほど街灯もなく、第一みんな夜更かしなんてしなかったでしょうし(笑)
欧米のように視覚的にドキッとするスプラッタは、明るい場所じゃないと何が何だかわかりませんものねw
その分、心理的にじわじわくるホラー描写が上手いのは、日本人の資質のひとつなんですね。
今度読んでみます!
……さていつになることやら……(汗)
探偵長 (2011年10月11日 17:54)
みけねんさん、こんばんは。
ミステリー文学資料館が編集しているアンソロジーは、まずハズレが無いと思います。
勿論、好みの問題はありますが、ミステリ=謎=恐怖の繋がり方は、いつの時代でも普遍ですからね。
最近の作品を読み続けた後に、気分を変えたい時があれば、是非どうぞ。
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