HOME > 最新情報 > BLOG -建築的じゃない日々- > ミステリ本 > 『少年検閲官』 北山猛邦 著/読了
表紙の可愛らしさに騙されてはいけない。かなりマニアックだし、首無し死体がゴロゴロ出てくる感じで、そこそこ怖い。しかもミステリ初心者の方が読むと、最後の最後で「ん?」と、なることは必至。
つまり、それだけ知っていることで(何をかは書けない)、初めて「面白い!」と、膝を打つ本。
また全320頁ほどの本だが、探偵役が登場するのは200頁を過ぎたあたりで、それまでが長い。最後まで読みきればその理由も理解するのだが、気が短い人だと、そこまでたどり着かずに飽きてしまう可能性あり。簡単に言えば、手の込んだ長い前フリがあり、前フリだと気づかずに、ダレるかもしれないということ。
続編もありそうな終わり方なのだが、続いているのだろうか?
天工舎一級建築事務所
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2011年10月21日 09:28
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