下手な考え

 
住宅の図面を書きながら、どうすれば暑さを軽減することが出来るのか? どうすればエアコンに頼らず、夏の暑さをしのげる家になるのかを、つい考えてしまう。

建物全体を霧で包むと涼しそうだと思うのだが、霧の基となる水をどこから持ってくるのか悩ましい。水道水だと勿体無いから、たぶん井戸水。だとすれば井戸水を汲み上げるためにポンプを回す必要があり、その動力は電気となる。しかも霧状にして建物全体を包むためにも、やはり電気は必要だろう。これではダメだ。たぶん落水荘の様に滝の上に建てれば、それだけで涼しいと思うのだが、生憎計画地に滝は無い。

それじゃあ風を効率的に呼び込むために、窓の外にヨットの帆のような物を設置し、風の方向を読みつつ、帆を動かしてみてはどうだろう。たぶんその作業が暑苦しい。なんて感じで思考がループする。
まさに、休むに似たり。

私が子供の頃には、夏と言ってもこんなには暑くなかった。エアコンも無いコンクリート造のアパートで、ボンボンベッドで昼寝をしていたぐらいだ。しかも腹を冷やさぬように、タオルケットまで掛けて。
今、都市部のアパートの一室で、エアコン無しで寝ることって、相当に大変なことだと思う。

窓を大きく開けても誰にも気兼ねせず、また見咎められることなく過ごせる土地に住む人は良いが、窓を開けると隣の家の壁が触れるような、都市部の密集地に住まれる方は本当に辛い筈。
さてさてどうしたものか、何か妙案は無いものだろうか・・・・・・。
涼


天工舎一級建築事務所
神奈川県小田原市荻窪314正和ビルみなみ302
E-mail 
toshio0223@yahoo.co.jp 
住まいるブログランキング 住まいの総合情報サイト にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ

ブログランキングに参加しています。
宜しければ応援の一押しを、宜しくお願い致します。

コメントする

< 『黒死荘の殺人』 カーター・ディクスン  |   一覧へ戻る   |  偽一級建築士逮捕-神奈川県 >

最近の画像

お問い合わせ

  • お問い合わせフォーム
  • 0465-35-1464

このページのトップへ