見えないダメージ

 
ふだん打ち合わせテーブルの上に置いてある、観葉植物の鉢植え。
たまには葉水を与えようと表に出し、陽に当てながら霧吹きで水を吹きかけていたのだが、少し目を放した隙に風で倒れてしまった。その時はなんとも無かったのだが、二日経った今日、葉が白く変色しているのを見付けた。
ダメージを受けた葉
白く変色している所が、たぶん下敷きになったところだろう。少し倒れた程度だからと、私は軽く考えていたが、植物には相当のダメージだったらしい。

ダメージの程度は、当事者では無いと分からないと言うことは、人でも植物でも同じことなのだと、あらためて気付いた。ダメージは、人には見えないことが多い。それは植物も人も同じことだ。

例えば誰かを少し押しただけでも、押された側にしてみると、その行為に心に傷を負ってしまうことがある。でも押した側には、そのダメージを見ることが出来ない。つまり傷付けたことを感じられない。
相手のダメージを感じないから、もっと傷付けてしまう。

たえず人の身になって行動することは、口で言うほど簡単ではない。
最良の方法は、自分の心に余裕があることではないかと思う。余裕がある人は些細なことで怒らないし、大きな声で怒鳴ることも無い。勿論感情に任せて暴力など振るうはずも無く、務めて温和に冷静に知識人として対応できるから筈だから。

植物も人も、もっと大きなそれ以外の何かに対しても、見えないダメージを与えることなく、そして与えられることなく過ごしたいと思うのです。


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