本格物と書くと、新本格と混同する方もいるかもしれませんが、そこは少し違います。
どう違うのかのは、私がとやかく言うよりも、読まれた方が分かり易い。
で、本作ですが、やはり上手ですね~。
なんというか、玄人好みの伏線の張り方や拾い方があります。
ですから畳み方も、よく言えばスタンダード。悪く言うと形式的なのですが、その形式が悪くない。
しかも各所に散りばめられた伏線が、あまりにもサラッと書かれているので、謎解きの際にもう一度読み返すこと数度(笑) 大変面白うございました。
秋の夜長、良質のミステリは適度に頭を刺激してくれ、アルコールと同じ様に楽しめます。
2013年10月18日 09:20
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