『女郎蜘蛛』 パトリック・クェンティン著

いつもお世話になっている東京創元社さんから、パトリック・クェンティンの『女郎蜘蛛』を頂戴しました。
本作は「パズル・シリーズ」の四作目で、ピーターとアイリスのコンビ(いや、夫婦か)も、良い調子で事件に遭遇している模様。
帯には、解説の川出さんが「前作を読んでなくても何の問題もない」と書かれているので、本作から入るのもありでしょう。
『女郎蜘蛛』
ミステリの王道フーダニット物であるというだけでなく、サスペンスとしても優れているというから、一粒で二度おいしい状態。
クェンティンを知らない方にも、是非この一冊を入り口にしてみては如何なものでしょう。
ちなみに、「じょろうぐも」と書いて変換すると「絡新婦」となり、「女郎蜘蛛」とは変換されない。
少なくても私のPCでは。
「絡新婦」は、日本の妖怪を表し、「女郎蜘蛛」は、黄色と黒のツートンカラーの蜘蛛を意味する。
本作の現代は「BLACK WIDOW」だから、間違いなく蜘蛛の方なのだが。
さて、どんなふうに関係してくるのか楽しみです。