『情報汚染の時代』 高田明典 著/読了


情報が氾濫する現代、私たちが手に入れた情報は本当に正しい情報なのだろうか? 
それとも誰かに、あるいは何かに、意図的・偶発的に汚染された情報なのではないのだろうか?
その判別を受けての私たちは、どのようにしたら良いのだろうか?
フェリス女学院大学教授・高田氏の著作。

まず読み手はニュートラルな状態で読むことを、お薦めする。
先入観や穿った見方で読み始めると、ロジックの難解さに辛くなるから。

それから「汚染」というキーワードから、WEBやメールに添付されたウィルス・ソフトだけをイメージしがちだが、それだけではなく、情報そのものに含まれた「誰かの意図」も、ひょっとすると「誰かの意図に汚染された情報」であるという意味も含まれている。つまり私がここで書いていることも、「私の主観で汚染された情報」と、言えなくも無いということ。

ね、ロジックに翻弄されるでしょ?(笑)
だからニュートラルな状態で読んだ方が良いと思ったわけ。


閑話休題
最近、「情弱」と言う言葉で他者を揶揄する人を見かけるが、「情報弱者」とは、そんなに悪いことではないような気がしている。
「知らないこと=ダメな人」ではないし、本当に知っていなければならないことは、むやみに他者を誹謗中傷するのは良くないこととか、自分が人様を愚者だと呼べるほど賢者ではないということを知っていること、だと思うわけ。
まぁ、自分の心がトゲトゲしていると、他者に対して優しくなる余裕が無い、ということなのだとは思うのですが…。


 

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