「どぼじょ」と「けんせつ小町」に辛い夏


さて既に8月だが、今月はなんだか幸先が良くない。2日の日曜の夜に観に行こうと考えていた、熱海のMOA美術館の薪能をうっかり忘れてしまい、気が付いた時には既に夕方。今から行っても、とても入場できる時間ではなく、泣く泣く諦めた。10年ぐらい前までは、2500人ぐらいの観覧者を入場させていたが、今では1800人を上限とし、それ以上の観覧希望者がいた場合には、別室でのパブリック・ビューイングになっている。せっかくの薪能を室内のTVで観るのは、いささか気が乗らないというもの。ということで、来年は必ず行こう。

それにしても毎日、異常なほど暑い。日中、外で仕事をする人にとっては、冗談抜きで命がけの暑さ。最近では「どぼじょ」と呼ばれる土木系の仕事に携わる女性や、「けんせつ小町」と呼ばれる建築系の仕事に従事する女性が注目されているが、普通に考えれば体力は男性よりも少ないと思うが、その意味において夏の現場は、男性より女性の方にキツイ環境に違いないだろう。

ちなみに私が現場で見かけたことのある女性の職人さんと言うと、大工さんの見習いさんと、クロス屋さん、ペンキ屋さんぐらい。あと、引渡し間際に行うクリーニングの作業をして下さるのは、たいてい女性。

完成前の建物というのは、どんなに仕上がっていたとしてもエアコンが点けられるわけではないので、建物の外にいるより辛い環境の場合もある。どちら様も、水分と塩分を十分に補給するべき。そうじゃないと思考力も落ちるので、事故や怪我にも繋がると思うから。あと物忘れ。たぶん私が薪能を失念したのも、たぶん暑さのせい……と、いうことにしておこう。


 

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