共感することが大切な家造り

リフォーム計画が進行中の家。

南側を見上げると、空ではなくマンションが見える。建物の間から見える、少しだけの空。

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同じ建物の玄関に植えられている、門被りの赤松。枝の間から見える空は、やはりこちらも少しだけ。

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ただ、光を透すフィルターは、松の方が柔らかい。こういう感覚って、人それぞれのもの。だから出来ることなら、その感覚が近い人と居たい。その方が心地良いから。たぶん全ての事において、そういうことだと思う。でも、喜怒哀楽や趣味嗜好の共感って、言うほど簡単な事じゃない。

家を建てる時、誰と一緒に建てるかを、知名度やコスト・工法や知人の紹介なんて曖昧な事で決めてしまうことが多いけれど、そんなことではなく、自分の五感と合う人に依頼してみてほしいと思っている。そんな相手を探すには、大変な労力を要するのかもしれないが、それでも五感に心地よい空間に包まれて生きていけるなら、きっとその労力は惜しくない。共感=シンパシーって、実は一番大切なのかもしれないと思うから。

 

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