解体の前に「大祓」の儀

桜を眺めながら散策する人が、ブラブラと行き交う昨日の日曜日。桜と見物客を横目にして、既存建物を解体する前のお祓いに参列してきました。

最近では、解体前にお祓いをすることが珍しくなりましたが、それでもその建物を長く愛し、暮らして来た方の想いや時間に対して、礼を尽くして挨拶をすることは、とても良いことだと思います。

数年間、空き家となっていた家の雨戸を開け、光と風を通すと、まぁなんとも良い感じの家でした。築40年と少し経つ木造の家は、とても丁寧に造られており、また使われていたことが窺い知れました。その室内に祭壇を設け、「これから壊しますよ」という御挨拶には、感謝の意味も含まれています。

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お祓いは30分ほどで、無事に終了。明日から解体に取り掛かります。その後、庭に出て、伐採抜根する樹と残す樹の選定を行い、目印を付けました。

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朝には降っていた雨も上がり、新たな一歩を踏み出すには、なんとも心地良い雰囲気。満開には、まだほんの少しだけ早い小田原です。

 

 

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