黙々と仕事をするタイル屋さん

リフォーム現場では、タイル屋さんが一人黙々と、浴室のタイルを張っていた。

多くの職人さんたちが出入りして、現場がガチャガチャしているよりも、誰も居ない現場で、一人静かに作業をする方が集中できるかもしれない。仕事とは得てしてそんなもん。

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ただ、静かに仕事だけをさせては貰えない。時折、現場の前で車のクラクションが鳴り響くから。

現場の前の道幅が狭く、タイル屋さんのトラックは2t車。ギリギリに端に寄せて停めているので、その横を通れないことも無いのだが、無理はしないのだろう。結果、クラクションが鳴り響くことになる。タイル屋さんは仕事の手を止め、すっ飛んで行く。

直ぐに手を止められる仕事だから良いが、途中で止めることの出来ない仕事もたくさんある。例えばコンクリート打ちが、それ。途中で生コン車を止めるとか、圧送車を移動するなんてことは絶対に出来ない。だからそうならないように、道路を完全に止めてしまう道路使用許可を貰ったり、近隣の方の車の出入りに支障が出るような場合には、別の場所に駐車場を確保して、ご了解を頂くようなことになる。

それが一日で済む作業なら良いが、数日掛かるような作業などの場合には、なかなかご理解いただくことが出来ない。逆の立場なら、私だって渋い顔をするだろう。だから工法や材料を変更したりして、無理なく施工できる方法を検討することになる。いろいろな意味で、駐車場所を確保するという事は、建設工事にとっては大切な事なのである。

 

 

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