振り向けば10月が終わる

二週続いた週末の台風に、列島の各地で大きな被害が出た。小田原でも河川の氾濫などがあり、スマホに大きな音で「エリアメール」が、鳴り響いた。激しい雨音よりも、エリアメールの大きな音に何度も驚かされる台風だった。今日は台風一過なのか、異常に暑い。そして「木枯らし一号」も、吹いたと聞く。

そんな天候の荒れる中、築年数の経つ古い家のリフォームの相談があったり、実家の敷地に離れを計画する相談をいただいたり、はたまた小さな家の計画依頼をいただいたりと、なんだかんだと慌ただしい。もっともそんな御相談の中には、まとまる話もあれば、まとまらない話もあったり、まとまらない話があったりする。つまりまとまらない話の方が多いということ。

なかには私の方から、「今はそのリフォームだけをするのは勿体ないので、今一度ご検討を」なんて、商売っ気の無いアドバイスをしてしまい、中断するなんて言う話もあった。仕事なのだから、御相談者が遣りたいということを「はいはい」と聞いておけば良いのだが、正直者なので、つい本音が出てしまう。上っ面の口先だけで仕事をするよりも、自分の考え方を正直に伝えた上で、結果的に仕事にならなかった方が後悔が少ないはずなので……たぶんだけど。

来年の手帳を買いました。「追いかけてヨコハマ」的な感じで言えば「振り向けば10月」。

今年もあと二か月を残すばかり。