喉用のアルコール消毒は度数高めで

インフルエンザだけでも怖いのに、今度はコロナ・ウィルスの恐怖が広がっている。情報は錯綜しているものの、今日現在で中国本土での感染者が500人を超え、41人が死亡しているという。24日から中国では春節(旧正月)を迎え、多くの人が世界中に旅行に出かけるらしい。なかでも一番多くの人が出掛ける先が日本と言うから、有り難いやら怖いやら。日本国内の観光地で働く人は、いろんな意味で戦々恐々としているらしい。小田原も近くに箱根があり、市内でも多くの旅行者を見かける。その影響か、市内でもマスクをしている人をたくさん見かける。

そんな観光地箱根のあるお店が、「中国からの旅行者の方は入店をご遠慮ください」と、言う内容の張り紙を出したそうで話題になっている。それを差別だと批判する方も居るようだが、私はそうは言えないと思う。だってその店主さんにも御家族が居て、ひょっとしたら小さなお子さんが居て、その家族を守ろうと判断したのかもしれないし、他のお客さんを守ろうと考えたのかもしれない。お店の経営者さんにとっては、苦渋の決断だと思うから。そんな店主さんの事情も考慮せずに、一律に「差別だ、ヘイトだ」なんて言う方が、よっぽど差別的に見えてしまう。

中国から外国に出掛ける人だって、ひょっとしたらコロナ・ウィルスに感染してるかもしれないと思いつつも、旅行はキャンセル出来ないし、いまは自覚症状が無いから平気でしょ―なんて感じで出掛けている訳でしょ。その辺りの事情を考慮せずに、一羽一絡げで「来ないでよ」とも言えない。その意味では同じことだと思うから。立場が違えば事情が違う、片方からだけの視点で責めるのはお門違いというもの―と、思うわけです。中国、日本の両国共に、国が何かの規制をするならともかく、現時点ではそうなっていないのなら、各自が最良と思える判断をするしかないでしょ。ちなみに北朝鮮では中国からの入国を規制しているし、フィリピンでは空港の検査で引っ掛かった人は問答無用で強制送還している。WHOはパンデミックの恐れはないと発表しているが、アメリカでも既に発症している人がいるし、イギリスでは中国の感染者数は低く公表されていると報道している。

今、一番大切な事は、爆発的に広がるパンデミックにしないこと。日本政府は一瞬の観光客が落とす利益だけを見ずに、国民の安全を最優先で守ることだと思う。その為には多少の非難を受けようとも、思い切った対策が必要だと思うが、さてそれが一体どんなことなのかと聞かれたら、私にはまったく想像が付かない。まさか外国人の入国制限など出来るわけも無ければ、日本中の空港や港で、万全の検査や隔離対応が取れるとも思えない。今年の夏にはオリンピック・パラリンピックが開かれるが、この時にもきっと同じような問題が生じるのではないかと懸念される。

自分の身を守ることは、他者を守ることに繋がる。家族や友人や隣人を守ることに繋がる筈。それはウィルスの保菌者を守り、発症者を守ることにも繋がる筈。いま多少の非難を浴びようとも、自営する人を私は正しいと思う。そんな私の自衛手段はと聞かれたら、ふだんは手洗いとウガイだけだど、今はアルコール消毒薬で手を消毒するぐらいだし、出来る限り人込みや観光地には行かないようにするだけ。皆さんも、くれぐれも御用心下さい。

 

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