『燃えよ剣』鑑賞

司馬遼太郎氏原作の映画『燃えよ剣』を観て来ました。館内は幅広い世代の方で賑わっていました。いつの時代も新選組は人気です。

作品は新選組が誕生する前から、土方が函館で戦死するまでが描かれています。観終わった感想とすれば悲しかった、ただ悲しかったです。何がって、みんな悲しかったです。近藤さんも、沖田も、源さんも土方も、他の登場人物全てが悲しかった。少し時代が違えば、少し話す方法を知っていれば、少し誰かが諫める方法を知っていれば、全てが変わった筈なのに。剣で争うことでしか考え方を全うすることが出来ず、他者に理解させることが出来なかった時代が。それらすべてが、ただ悲しかったです。

土方も近藤も沖田も、ぞれぞれ皆カッコ良かったし、似合っていました。「人切り以蔵」こと岡田以蔵だって、めちゃめちゃカッコ良かったですが、それらすべてを含めて「悲しかった」というのが、鑑賞後の感想です。でも観て良かったです。

あと伊藤英明さん演じる芹沢鴨は、今まで見た芹沢さんの中で、一番カッコ良かったし似合っていましたよ。