先生と呼ばれる人たちの話

昨日で仕事納めはしたのですが、一日遅れて掃除と片付け、そしてほんの少し仕事をしている本日。区切りが悪くてスミマセン。と言うことで、ここに書いているのは通常業務日から外れたアフタートーク的な話。

お隣の中国でコロナ禍なのか、それとも私の知らない別の病気なのかは分かりませんが、とにかく怪しく感染者が増加しています。中国と隣接する国の中では、入国を全面的に禁止にしている国もあるようですし、アメリカではビザの発給も含めて中止し、一切の入国を禁止しているとも聞きます。

日本では一時は収まりつつあった感染者でしたが、ここ数か月のうちにみるみる増加しているこの時期に、何の行動制限もない年末を迎えています。それはそれで良いことなのではありますが、来年もまた、こんな状況が続くのは真っ平ごめんですし、経済的な疲弊を感じ続けることにももう飽きました。

岸田さんは、「中国からの入国者に関しては陰性証明が」なんて頓珍漢なことを言っていますが、そんな台詞は2年前にもう聞き飽きました。コロナ禍に関して専門的に調査研究する機関として、2020年7月に発足した分科会と言う名のお爺ちゃんたちの寄り合いだって、別に大した働きはしないまま、多くの報酬だけは得ていたようですが、この時期の中国からの渡航客に対する制限や懸念は発表されていません。外国からのインバウンド客が日本経済に大きく影響するのかもしれませんが、それは日本人が健康で日々の生活に勤しめて初めて言える話であって、コロナ禍の感染者が日々増え続けている状態で言える話ではないと思います。

話はクルリンパっと変わります。いろいろとお騒がせがあり、問題だらけの東京五輪でしたが、ここにきて国立競技場の扱いに手を焼いているという話を聞きました。それは年間の維持費の話。

年間の維持費が想定外の約18.4億円も掛かるそうで、各種の収益を差し引いても約13憶円の赤字となっているそうです。赤字=国の税金で賄うということですから、国民の税金で赤字を補填し続けると言うことになります。国は維持管理費用を節約するために、再来年を目途に民間企業に運営を任せたいと考えているようですが、それって国立競技場じゃなくて、〇〇株式会社競技場ってことになるってことですか? ひょっとしてネーミングライツのことを言っているのかもしれませんが、その遣り方で一体何年維持し続けられることか。

小田原から箱根に上る有料道路「箱根ターンパイク」も、ネーミングライツで企業名が名付けられた時代がありましたが、今では元のターンパイクで定着しています。つまり企業はお金だけ払って、名称は馴染みのある元の名前のままと言うこと。それでも企業には何らかのメリットがあるのでしょうが、道路と競技場では話は別です。超有名な建築家さんが設計された建物なので、有難がって使われているようですが、もともと設計には多くの問題を含んでいたことは有名なお話。破棄されたザハ案の方が、よっぽど良かったと建築界では囁かれているとかいないとか……知らんけど。

どの業界でも偉い先生と呼ばれる方々がやることって、凡人の私には本当によくわかりません。ですが痛みを感じるのは、いつも末端の弱い人たちだと言うことだけは知っています。

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