映画『BLUE GIANT』

凄く評判が良いと聞いた。「映画を観るのではなくJAZZを聴きに行く」「原作と良い意味で違い何度も泣いた」と。音楽をテーマにしたアニメを映像化するのって、すごく難しいと思う。コミックを読んでいる読者には、すでに頭の中で、音楽も含めた世界観がイメージとして出来上がってしまっていると思うから。それは声優さんの雰囲気や声質や動きが違うといったことではなく、あくまでも作品全体の世界観。

昔、実写化された『BECK』では、全ての人を魅了する天性の声質を持つ主人公がLIVEで歌うシーンで、その歌声を消して無音にして、観客の表情などで歌声の素晴らしさをイメージさせるという、大胆な手法で映像化していたことを覚えている。音楽を表現するって、本当に大変なのだと思う。そんなことを思いながら観に行った。

泣いた。

これは泣いた。そして震えた。主人公の大が息を吸い込むとき、一緒に大きく息を吸い込んでしまう。原作コミックを最初から読み、今も読み続けている。当然、勝手なイメージが、出来上がっている私が観て泣いた。玉田に泣き、雪祈に泣き、大に泣く。最低でも3回は泣ける。隣に座っていた御婦人は、後半、ほぼ嗚咽を漏らしていた。

人が夢を描き、目標を掲げ、それに向かってがむしゃらに生きる姿は、誰が見ても美しく、そして儚い。原作を初めから読み直したくなった。

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