防災の日を前にして

防災の日、それは関東大震災の起きた日。今年は関東大震災が発生して100年を迎える節目の年です。関東大震災は小田原エリアの直下型地震で、マグネチュード7.9の大きさがあり、当時の震度表記で震度7あったとも言われています。それもほぼ同じ大きさの揺れが、2日間に渡り三度起きたため、最初の地震でダメージを受けた建物が次の揺れで壊滅的な状態になり、とどめを刺すかのように三度目の揺れが襲ったそうです。津波も熱海市・小田原市辺りを6mの波が遅い、鎌倉の方では7mを超える大波が襲ったそうです。

なによりも被害が拡大した要因は、地震発生時が昼の11時58分という昼食時だったこと。どこの家でも昼食の支度の真っ最中、台所で煮炊きをしていたことから出火に繋がり、木造建物がほとんどだった当時、火災の広がりが壊滅的なダメージに繋がったようです。

大きな地震は100年周期で襲うと言われていますが、ならば今年は一番危ない年なのかもしれません。今まで何も無かったから、これからもきっと何もない筈。そんな期待が永遠に続くことを願いますが、人は自然の驚異に逆らえないこともまた、多くの人が知っていると思います。

「防災の日」を前にして、どんな備えをしているのかを家族で話し合い、何が足りないか、どういう対策を取るべきなのかを話し合うだけでも、いざと言うときには役に立つと思います。練習していないことは、ぶっつけ本番では出来ません。防災グッズの見直しでも、避難場所の確認でも、タンスを壁に固定しているバンドの確認でも良いと思います。どうか「防災の日」が、有効に活用されることを願っています。

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