『一次元の挿し木』松下龍之介 著 | ドラマ化前に読んでみました

ミステリ好きとして、話題の作品『一次元の挿し木』を読みました。

ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨。そのDNA鑑定を行った結果、4年前に失踪した妹のDNAと一致した―。

もうこのフックだけで、本書に惹かれます。ということで物語のあらすじは割愛します。

ドラマ化されるという話も聞いたので、その前に読めて良かったです。

「このミス」の大賞を受賞された作品ということで評判も高く、フックもバッチリ!

いま最も話題になっている作品の一つだけのことはあると納得します。

ただ、ゴメンナサイ……私の琴線は震えませんでした。

理由は勿論ありますが、それを書いてしまうと未読の方の楽しみを、損ねてしまいそうです。

ただ一つ言えるのは、私が期待していた着地点と作品が目指した着地点が少し違っていた、ということでしょうか。

雰囲気だけお伝えするとすれば、こっち側の「結」を期待していたのに、あっち側で「結」をしたことですかね。

私、コテコテガチガチのミステリが好きなのです。

でもドラマは観ますけどね。


安井俊夫|天工舎一級建築士事務所
一級建築士・『建築トリック謎解きガイド』著者。建築や暮らし、本について日々感じたことを書いています。