書斎が変わると家族が変わる...かも?

昨日の8日、神奈川県では77日ぶりにコロナ禍の感染者が居ませんでした。まだまだ油断は出来ませんが、感染者数0の日が一日でも長く続くことを願っています。

このコロナ禍の影響だと思いますが、将来、テレワークを行うためのワークスペースを、自宅に確保したいと考える方が増えています。その際に必要な広さを考えると、最低3~5帖ぐらいあると嬉しいですね。出来れば広い、あるいは横に長いテーブルが設えられていて、本棚が少しと明るめの手元照明、PCを使える環境は勿論必要ですね。部屋を設ける位置は、寝室の近くが良いのか、あるいは離しておいた方が良いのかは、仕事をする時間や子供の有無や年齢などにも影響されることでしょう。ただZOOMやDUO、あるいはLINEと言ったツールを利用してオンライン会議を行うような場合には、家族が寝る部屋から離れてい方が、何かと都合が良いのかもしれませんね。

あと従来の書斎と少しだけ違うのは、室内がカメラに映ることを考え、背景になる部分を気にすることですかね。背景に本棚がり、本がビッシリと並んでいる様子を背景として見せた方が良いのか、あるいは背面は白い壁一色で、人物が映えるような映像を考えるのかに拠っても違うと思います。その前にバーチャル背景を使うから何でも良いと言うならば、それも勿論ありでしょう。またモバイル端末を利用するので、場所は移動できるから背景なんて気にしない――と、言う考え方もあるかもしれませんね。いずれにしても仕事の方が変われば、家に書斎スペースを確保したいというニーズは高まるのかもしれませんね。参考までに過去に書斎スペースを設けた家の一部を、抜粋してご紹介しておきます。

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■上大岡の家 書斎

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■南足柄の家☆C・BOX 書斎

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■ガラス作家のアトリエ 書斎

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いろいろな書斎の形がありますが、大切な事は必要性と使い方を明確に理解し、今の生活と将来の生活スタイルの両方を考え、設ける場所や広さを決めることだと思います。個人的には閉じた書斎よりも家族共用で使える大きなテーブルがあり、その周囲には親と子の両方の本が並んでいるような場所の方が好きですけどね。親の読んでいる本に、子供が興味を示して手に取る。その一冊が子供の趣味を広げるかもしれないし、将来の職業を決める一冊になるかもしれない。そんなワークスペースだったら楽しいと思うのですが、もっともオンライン会議中に廻りでワイワイ騒がれたら辛いですけどね。
 
 

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コメント(2)

ベティ (2020年6月10日 12:53)

私も(コロナ後は書斎を欲しがる人が増えるだろうな)と思いました。ほとんどの住居では子ども部屋があってもメインの働き手の夫の部屋はありません。うちはリタイヤ後のために夫婦それぞれの書斎を作り、余分ですが私はモノづくりが好きなのでそのためのアトリエも作りました。リモートワークにも良いですが、リタイヤ後は夫婦にとって長い時間があり、その時間をお互いに楽しむために必要なスペースでした。思わぬことにアトリエは応接室の代わりにも使えて、客人に喜ばれています。

天工舎一級建築士事務所 (2020年6月12日 13:25)

たしかに「子供部屋」はありますが「父の部屋」とか「母の部屋」は、ありませんね。それぞれにスペースが確保できればそれに越したことはありませんが、なかなかそうはいかないのが現状です。ならばせめて「みんなの場所」みたいなスペースが確保できれば良いと思っています。そんなスペースを求めているクライアント様、御依頼をお待ちしております 笑

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