上棟までの間に行う作業

塚原の家、型枠が外れました。これから上棟までの間に足場を建てたり、一部の土間コンクリートを打設する作業が行われます。上棟直前には土台の下に基礎パッキンを敷き、土台を敷く作業も行われます。また上棟当日に順序良く柱や梁を組み立てるために、組み立てやすい場所を考えて荷物を積んでおく必要もあります。隣接する工事現場の様子も見ながら、考えて準備することがたくさんあります。

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床は床断熱方式を採用していますが、部分的に土間断熱を行っています。玄関やシューズ・クローゼットには部屋と同じような床が無く、コンクリートの上にタイルなどを施して仕上げるため、床に断熱を施すことが出来ません。ですからコンクリートの下に断熱材を敷き、地面からの影響を受けないように配慮します。

とは言っても、建物全体の断熱を考える時には、ここはあくまでも外部として捉えています。つまりオマケ的な意味の断熱工事です。もちろん玄関やシューズクローゼット、あるいは勝手口なども室内と考えて断熱を施すことは出来ますが、その場合には土間と基礎の立ち上がり壁の両方に断熱材を施す必要があり、室内側の仕上げ厚さが増したり、外部側が出っ張ったりします。建物のデザインや使い勝手なども考慮しておかないと、変な箇所が出っ張ったりするので、意外と「?」と、なってしまうので注意が必要です。

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ちなみに上記の土間断熱は、この直後にコンクリートを打設するため、今、施工されていますが、ユニットバス下の土間断熱は、上棟した後に行われます。理由は簡単、施工した基礎断熱を雨で濡らしたくないから。この辺りの工事は、天気との兼ね合いが大切なのです。

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