インコの自噛症とは

我が家のコザクラインコが、11月4日と20日に卵を産んだ。鳥が卵を産むということは、人と同じでとても大変なこと。卵が卵管に詰まって死んでしまうこともあれば、日にちを空けずに続けて産む場合には、殻の強度が確保できず体内で破れてしまう危険性さえある。

だから出来るだけ発情させたくないし、そんな時期が来ると細心の注意を払って、気を逸らせることが大切になります。なんせコザクラインコは「ラブ・バード」の愛称で呼ばれるぐらい、飼い主(=自分がパートナーと決めた大好きな人)との関係性が深い鳥。だからパートナーに声を掛けられたり、目が合うだけで発情モードに入ってしまうため、この時期の接し方は本当に気を使います。なるべく放鳥時間を短くして、早寝早起きを心掛け、場合によっては、少しだけ籠内温度を調節することもあります。まぁ、そんな時期を過ぎて、発情時期も終わったと安心したのも束の間でした。

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ちなみに卵の重さは約4g、インコの体重が45gなので、体重の約9%の重さの卵を産むことに成ります。これを人間に置き換えると、体重50kgの女性が4.5kgの赤ちゃんを出産すると言う計算になるので、かなりの大きさですね。

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発情モードも落ち着いた先週末、放鳥している時に右の腰のあたりからお尻に掛けての羽が、血で真っ赤に染まっていることに気付いた。驚いて確認すると、背中の下の方に傷を見付けました。本人も気になるのか、やたらとその場所を嘴で突いています。慌てて病院へ連れて行くと、何処かにぶつけて出来た傷ではなく、「自噛症 じこうしょう」の可能性が高いと診断されました。

自噛症とは羽を毛繕いすることが高じて、自分で自分を傷付けてしまうことが癖となり、酷い場合には体中の羽をむしり取ってしまう病気です。原因はノミやダニに噛まれた痒みや精神的なストレス、そしてメスの場合には産後に自噛を始めることが多いとのこと。

今は傷口が化膿しないように、抗生物質を朝晩飲ませています。自噛症が酷くななると、首に大きな襟巻を撒くような処置も必要になるようですが、それはそれで大きなストレスになるので、出来れば付けない方が良いとのこと。

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ストレスのせいか悪い顔をしながら紙を噛んでいますが、注意されると「なにか?」みたいな顔をしてこちらを見ます。

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小さな鳥でも、生き物を育てるのは大変なのです。

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