『本なら売るほど (3)』児島 青著

最近、好んで読んでいる一冊。古書店を営む脱サラした青年のお話。

書店で出会う人や本、その人たちの背景や人生、そんな話を古書店の裏側の話を織り交ぜながら描かれています。

この第三巻で、香りが呼び覚ます記憶――みたいな話に触れているのですが、すっごい分かる! と、首をブンブン振りながら読んでいました。

ふいに嗅ぐ香って、完全に忘れていた記憶を呼び覚ますことがあります。

それは場所だったり、人だったり、行動だったりしますが、私の場合は圧倒的に人を思い出します。

稀にですが、昔住んでいた家のことを思い出すこともあります。

香り、あるいは匂いは人だけでなく、場所の記憶まで連れてくるようです。

ああ、あの人は元気かな~なんて思い出す瞬間。

五感って不思議ですね。


安井俊夫|天工舎一級建築士事務所
建築や暮らし、本について日々感じたことを書いています。