小田原で「古いけれど愛せる家」に出会ったあなたへ | 後悔しないための建物の現況調査

小田原の街並みに馴染む中古住宅。その扉を開けたとき、「ここで家族とどんな時間を過ごそうか」と想像を膨らませるのは、とても幸せな瞬間だと思います。そしてそう思える家と出会えたことが、なによりも奇跡みたいなことだと思います。ただ目に見える内装の綺麗さや外観の持つ佇まいとは裏腹に、「見えない部分」への不安が、頭をよぎることはありませんか。

「屋根の裏側はどうなっているのか」

「目に見えない傾きはないかな」

そんな不安を「安心」に変えて、その家を家族の成長を包む本当の「器」にするために、知っておいていただきたい大切なステップがあります。それが「ホームインスペクション(住宅診断)」です。中古住宅の調査をするためには「既存住宅状況調査技術者」という資格が必要です。

 家も人間と同じように「健康診断」が必要です

2018年から、不動産会社は中古住宅の契約時に、この建物調査の必要性に関して説明することが義務付けられました。それほど、これからの住宅購入において、欠かせないものになっています。

具体的には、既存住宅状況調査資格所有者が、レーザー機器などを用いて家の状態を隅々まで調べます。

  • 雨漏りの跡はないか、シロアリの影響を受けていないか
  • 基礎や外壁に、将来に影響するようなひび割れはないか
  • 床下の給排水管から、ひっそりと水が漏れていないか
  • 室内の傾きや内装材の劣化や損傷はないか

これらは、ただ「悪いところを見つける」ためのものではありません。「これから先、いつ、どこに手を入れれば、この家と長く仲良く暮らせるか」を知るための、いわば家の現在の状況を知り、将来的なメンテナンスの必要性を理解することで、家族と家のロードマップを作る作業なのです。

小田原市も、あなたの「賢い選択」を応援しています

このホームインスペクションに関して、小田原市では一定の条件を満たせば、診断費用に対する補助金が出る仕組みがあります。 行政がなぜ助成をするのか。それは、この街にある古い家が大切に受け継がれ、新しい家族が安心して根を下ろすことを、街全体で望んでいるからだと思います。

さらに耐震診断を併せて行うことで、リフォームの質を一段と高めることもできますし、こちらにも一定の補助金が活用できる仕組みもあります。

まずは「ちょっと気になること」を聞いてみませんか

統計では家を買う人の半分以上が、まだこの「インスペクション」という言葉を知らないと言われています。もしあなたが今、気になる物件に出会っているのなら、それは素敵な縁です。その縁を確かなものにするために、まずは専門家に意見を聞いてみてください。

 小さなヒントとして

インスペクションを正式に依頼する前に、気になる物件の「広告チラシ」や「図面」をスマホで撮って、建築士に見せてみてください。「この年代の、この構造の家なら、ここを重点的にチェックすると安心ですよ」といった、その場で役立つ『見極めのワンポイント・アドバイス』を、お伝えできます。高い買い物だからこそ一人で悩まず、建物のプロを味方につけてください。

週末、インスペクションの御相談をいただいてので、あらためて書いてみました。

執筆者:安井 俊夫(天工舎一級建築士事務所 代表)

「自分たち家族は、この先どんなふうに生きていきたいのか」

ご家族の想いを大切にし、時間が流れて変化していく慣れ親しんだ物理的な器としての家づくりを、お手伝いしています。小田原周辺での住宅設計や、日々の積み重ねを大切にした無理のない省エネリフォームなど、住まいに関するご相談は、お気軽にお寄せください。

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