『建築トリック謎解きガイド』が『ミステリマガジン2026年10月号』でレビューされました

2010年7月号から一年間、読み物『建築視線』を連載させていただいたことがある、早川書房のミステリ月刊誌『ミステリマガジン』で、ミステリ評論家の嵩平何氏に『建築トリック謎解きガイド』を、レビューしていただきました。

取り上げていただき、ありがとうございます。

レビューでは、本書を「副読本的な一冊」と評していただきました。この本そのものがミステリ作品ではないけれど、ミステリを読むときに知っておくと面白い建築の知識を補ってくれる本。そんな本書の狙いをズバリ捉えていただき、大変感激です。

ミステリに登場する建物そのものや、さまざまなガジェットとして扱われる部品類を、知って読むのと知らずに読むのとでは、そのミステリの面白さが半減しかねない場合があります。

逆に、建築を知っている人が読むと、たった一つの小さな間違いを見つけて、興ざめしてしまう瞬間もあります。ですが、それでもミステリを楽しみたい。

なぜなら何もない状態から、なにかを創作して世に出すことが、いかに大変なことかを知っているから。

今回のレビューでは、さらに「ミステリのタネ本」としても活用できる本だと評していただきました。「読むための補助本」であり、「ミステリを書くためのネタを提供する本」。

その両方の意味で本書を理解していただけたことに、深く感謝いたします。


安井俊夫|天工舎一級建築士事務所
一級建築士・『建築トリック謎解きガイド』著者。建築や暮らし、本について日々感じたことを書いています。