『1ポンドの悲しみ』読了 - 39

1ポンドの悲しみ
1ポンドの悲しみ
石田 衣良

30代女性の恋愛を描いたショートストーリー10話。
1ポンドとは、およそ450g。「約束を守らなければ、心臓近くの肉を1ポンドもぎ取ってくれる」と言う、『ベニスの商人』のフレーズ。
本書では表題作「1ポンドの悲しみ」の中で、濃密な逢瀬の時を過ごした後の、別れ際の胸の苦しさを表した言葉。

チョッと切なげで、ちょっと軽いストーリーだが、現実は意外とこんな感じだと思う。
全編通して「都会のラブストーリー」と言った、ある意味綺麗なイメージだが、なんとなく男性目線で「都合の良い女の考え方」と言うか、「こんなふうに考えていてくれたら良いなぁ~」みたいな感じが、好みの別れるところ?
でも軽く読めて、チョッとだけピンクになれる一冊かも?(人によっては、ブルーか?)

『デートは本屋で』の主人公・千晶の思考は理解できるが、現実に傍に居たら、チョッと嫌かも?だって本の趣味や、今までに読んだ本で自分自身が判断されるなんて、なんか恥ずかしいから(笑)


ところで、ずいぶん本を読んでいなかった。
調べてみたら、6月30日以来だ。
この間に有栖川さんの新作を3回・・・いや建築に関する記述の読み直しも入れたら、7~8回は読んでいるが、これは仕事として読んだのでノーカウント。
正式な本としての形になったときに、あらためて読みたいと思う。

それから依頼された書評を書くために、読ませていただいた本もあるが、あれもノーカウント。目標の50冊に向けて、がんばろーっと。

そうそう!有栖川さんと言えば、新作のサイン会があるそうだ。表紙もUPされてます。
発売記念サイン会

私は東京の丸善本店でのサイン会場に、並べば良いのかな?
だってサインいただく約束したもん!(笑)

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