『シャレのち曇り』 読了-5

シャレのち曇り (ランダムハウス講談社文庫 た) (ランダムハウス講談社文庫)
シャレのち曇り (ランダムハウス講談社文庫 た) (ランダムハウス講談社文庫)

落語界の異端、立川流の談四楼が書いた落語界の裏話的小説。
なんとなくブログに書き綴った物を、まとめたような感じにも取れる書き方に、小説なのかエッセイなのか、はたまたブログ本なのかイマイチ悩むところはありますが、結論としては面白かったです。
語り口調で、上下切って喋っている感じの書き方に、昔読んでいた落語本を思い出しました。

立川流の落語協会からの脱退の顛末や、その後の苦労。金髪●タ野郎と呼ばれたあの方が、異例の三十六人抜きでの真打昇進した時の事を、抜かれた側の一人として、どう思っていたかなどが書かれています。ちょっと、落語を聴きに行きたくさせる一冊です。

そう言えば正蔵小朝二人会のチケット、持っていたのに行きそびれた事があったなぁ・・・(遠い目)

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