読書は感性の肥やし

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クリスマスも終わり、今日からは大晦日に向けて、時間が雪崩れ込んでいく。
たぶんもう、あまり本も読めないだろう。今年読んだ本は、感想を書いた本が47冊。それ以外には、依頼されたエッセイやアンケートに答えるために読んだ本と、自分の勉強の為に読んだ本がある。たぶん併せて30冊程度だったと思うが、正確には覚えていない。それらを全部併せると、今年読んだ本は70冊から75冊ぐらいなのだと思う。（建築関係の雑誌などは含まず）

本を早く読む人なら、1日に3～4冊ぐらい読む人も居るので、けして多い読書量だとは言えない。
この年になると、時間があるなら速読術を覚えたいと、切実に思ってしまう。

「速読術を覚えたい話」は、少し前に某出版社の編集者さんも言っていた。
「10万円ぐらいまでなら出しても良いから、速読術を覚えたい」と。
私も、3万円ぐらいまでなら出しても良い（笑）

本を読むには集中力が必要だ。
一瞬で本の世界に入り込めないと、視線だけが文字を上滑りしていく。それでは何度も読み返さないと、話が分からない。つまり＜本を読んでいない＞ことになる。文字は読んだが、本は読んでいないのだ。それではせっかくの本が勿体無い。

最低でも年間100冊は読みたいと思っているのだが、大人になってから、達成した事は一度も無い。
たぶん少しずつ、集中力が低下しているのかもしれない。

まっ、本の数を考えるのではなく、心に残る質の高い本を、来年も元気に本を読みたいと思います。