『ビブリア古書堂の事件手帳―栞子さんと奇妙な客人たち』 三上延 著/読了
北鎌倉駅前に、ひっそりと隠れるように佇む古書店があった。店主は古書には似つかわしくない綺麗な女性だが、本に対する愛情と博識ぶりは誰もが舌を巻くほど。そんな古書店には、なにやら曰く因縁をまとった古書が舞い込む。彼女はアームチェア・ディテクティヴよろしく、古書にまつわる謎を推理していく――。
非常に綺麗な物語です。この場合の綺麗とは、プロットと謎、その論理的解明の道程が綺麗だということ。もっと言えば文章が読み易いです。この構成なら続編もあるのでしょうか? あれば読みたいと思わせる作品でした。
ただ、本筋とは関係ありませんが、主人公の栞子さんが、なぜか年寄り臭く感じました(笑)
まるでミス・マープルのような印象を持ってしまったのは、私だけでしょうか?
天工舎一級建築事務所
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2011年8月24日 12:38
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