『シアター』  有川浩 著/読了


解散の危機に瀕した劇団「シアターフラッグ」の主宰・巧は、兄の司に300万円の借金を申し込んだ。兄が金を貸す条件はただ一つ、「2年以内に全額返せ、返せなければ劇団を潰せ」と言うものだった。声優として活躍する千歳が劇団に加わり、新生「シアターフラッグ」は再生できるのか――。

「役者は食えない」という思い込みがあるので、「食えなくても役者だから仕方ない」という逆説に甘んじる劇団員と巧。だから借金ばかりが嵩んでしまう。勤め人の兄・司から見れば、黒字にならない創作活動など、なんの意味も無いと切り捨てる構図が面白い。なぜなら、そのどちらの感覚も理解できるから。

得てして、創作活動を行う者にとって営利とは二の次であり、その活動を続けることに意味があり、その為なら水のみで生きることも厭わない・・・・・・みたいな感覚、分かるわ~~~、それじゃ絶対にダメだけどね(笑)

そういう意味では少し前に読んだ『おもてなし課』は大人向けの本で、こちらはそれよりも若い感覚で楽しめるような気がします。続編もあるようなので、そちらも読んでみたいと思います。


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コメント(2)

iu-kikaku (2011年8月27日 15:20)

こんにちは。

うーん・・おもてなし課のほうが、気になるかな?

秋の読書の、候補です!

ポチしてゆきます~☆

安井俊夫 (2011年8月29日 17:28)

お疲れ様です。

読書の秋、良いですね~。
なにか琴線に触れる一冊が見つかると良いですね。
私は食欲の秋ですけどね!(笑)

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