『サンタクロースは雪のなか』アラン・ブラッドリー著/読了

化学実験大好きの11歳の少女フレーヴィアは、クリスマスの夜にサンタクロースを捕まえようと計画する。一方、父は家の経済状況困窮から抜け出すために、由緒正しい屋敷を映画撮影のロケ地として提供することにした。大女優をはじめてとするロケ隊一行が屋敷に到着したのを聞きつけた司祭は、教会の屋根修理基金を集めるために、大女優に『ロミオとジュリエット』の一幕を演じて欲しいと願い出る。そして上演の夜、大雪で屋敷が孤立する中、大女優ワイヴァーンは、首に映画フィルムを巻き付けた状態で、殺されているのが発見された。犯人は誰か? そしてサンタクロース捕獲作戦の顛末は? 少女探偵フレーヴィア・シリーズの第四弾――

まずは主人公のフレーヴィアがキュートで可愛い。
毒薬に精通する11歳は、心の中で毒づく時に、チョイチョイ毒薬が出てくるのですが、一方でサンタクロース捕獲作戦では、煙突に大量の鳥もちを塗りたくってみたりする考え方の落差が楽しい。
作品も英国作家としての品と言うか、生々しくないところが、往年のクリスティを思い出させます。

小学生が読むのは辛いかもしれないけど、高校生なら十分に楽しめるシリーズだと思います。
個人的には、シリーズ一作目の『パイは小さな秘密を運ぶ』が好きでした。
クリスマスの夜に、サンタクロースを本当に捕まえることが出来るのか、その顛末は是非本書で。
クリスマスに相応しい?一冊です。


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