インターホンを修理する

少し前からインターホンの調子が悪いことが気になっていた。玄関に付いている子機を鳴らすと、親機・子機共にハウリング(ブーンと唸るような音がすること)を、起こすようになっていた。気にはなっていたけど修理する時間も無かったため放置していたのだが、年の瀬だし、このまま新年を迎えるのも、何となく気持ちが悪いので修理することにした。

ハウリングの原因は子機内のスピーカーの劣化や破損だと当たりを付け、ネットで同径50mmのスピーカーを購入。ま、万一自分で上手く修理できなくても、購入したスピーカは数百円だし、ダメで元々なので(←こういう性格)。で、直せなかったら新品を購入しても良いし、修理業者さんを依頼しても良い。新品のインターホンは1.5万円から2.5万円程度で手に入る。修理業者さんを頼むと、機種交換なら4万円は下らないだろう。数百円で修理出来たら安い物。

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子機の下側にビスが一本止まっているので、それを外す。上にスライドさせながら手前に引くと、子機は簡単に壁から外れる。

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親機と繋がる線が二本。その繋ぎ方を忘れないように写真に撮り、ドライバーで外す。感電したりすることは無いので大丈夫、ただし雨の日や風の強いに作業することはダメ。20231218.3.jpg裏蓋も二本のビスで止まっているので、それを外すと中の様子が分かる。すべての基盤はコードで繋がっているので、それを切らないようにそっと持ち上げると、その下に目的のスピーカがある。

20231218.4.jpgスピーカーは基板で抑えられているだけなので、直ぐに引き出すことが出来る。

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二本の線を新しいスピーカーに繋ぎ直して、分解した逆の手順で組み立てれば終了。子機を玄関に戻して修理完了。ハウリングも解消して、トラブルは解決しました。数万円を節約できて、めでたしめでたし。

で、ここで反省と注意が一つ二つ。まず自分で修理する場合に必要な物は、新品のスピーカー。この時、スピーカのーの直系サイズが同じ物を用意するのは当然だが、写真でも分かる20Ωと0.5Wの数値が同じものが望ましい。0.5Wとはスピーカが壊れない音の大きさの意味だが、この大きさの品ならば大抵は0.5Wを確保しているので、それはあまり気にしなくても良い。ただし20Ωの数値は気にしたい。こちらはインピーダンス値といって簡単にうとスピーカーの電気抵抗値で、スピーカーから出る音の大きさに影響する。この数値が変わるとインターホンから聞こえる声の大きさが、変わってしまうので注意が必要。私は急いで手に入る品がインピーダンス値の小さな物しかなかったので、仕方なくそれを購入した結果、やはり子機から聞こえる音(声)が、小さくなってしまった。(ドンマイ)

あとはハンダにハンダ小手、それから水や埃からスピーカーを守る気密フィルムが必要だが、どれも100均で手に入るので、持っていなくても何とかなる。ハンダには「ヤニ入り」と「ヤニなし」の二種類があるが、接着力の良さから「ヤニ入り」を選択。ちなみに「ヤニ入り」は臭いので、作業の際には換気が大切。また家で小鳥を飼っている場合には、鳥に大きなダメージを与えるので、別の部屋で作業するか窓を全開にしておく必要がある。インターホンなんかよりも、鳥の方が何倍も大事なので。修理が上手くいって何より。

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